柔道整復師になるのに必要とされる国家試験

あまり知られていませんが、柔道整復師になるには国家試験に合格しなければなりません。医師国家試験の合格率に比べ、現在、柔道整復師になるための国家試験の合格率は64%とかなり低くなっています。医師国家試験の合格率が64%になったら大騒ぎになることでしょう。柔道整復師国家試験の内容は、かなり難しいものです。科目名からも、そのことがうかがえます。解剖学に生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学に一般臨床医学、果ては外科学概論に整形外科学、それに当然ながらリハビリテーション医学、更には柔道整復理論及び関係法規などというのもあります。こうした専門知識を持ち、合格率が決して高くない試験に合格しての施術であるということで、安心感が持てるというものでしょう。医者は6年間医学部で学びますが、柔道整復師は専門の学校や団体で3年学びます。柔道整復師を氣功師のようなイメージでとらえている人もいますが、れっきとした医術者です。もちろん、氣功師によって治ったという人も多いですから、氣功師の中に素晴らしい手腕を持つ人もいるでしょう。ただ、柔道整復師国家試験の科目名を聞くと、やはり柔道整復師のほうにまず頼りたくなります。

柔道整復師が独立するまでにやっておきたいこと

柔道整復師の仕事をしている人の中には、いずれ独立して自分の治療院を持ちたいと思っている人も多いでしょう。柔道整復師が独立して自身で開業するまでにあたっては、どのような事が必要になるのか、また、気をつけた方がよい事はあるのでしょうか。まずは、当たり前ですが、開業資金が必要です。実際に開業するまでの資金のみならず、安定収入が得られるようになるまでの、およそ1年間くらいの生活費を蓄えておくことが必要になるでしょう。また、勤めている治療院によっては、独立・開業をサポートしてもらえるところもあるかと思いますが、いずれにしても、メドがたったら迷惑をかけないように早めに伝えておくことも必要です。もちろん、できるだけたくさんの疾患に対応できた方が有利になりますし、患者さんも安心できますから、疾患に対する知識と理解、施術の技術を磨いておくことは前提になるのですが、それ以上に、意外に忘れがちなのが、患者さんとのコミュニケーション能力です。柔道整復師のもとを訪れる患者さんの疾患は、どうしても慢性的で長期間にわたるものが多いため、患者さんも不安を抱えがちで、日々の生活をすっきりした気分でおくれないということが多いのです。ですので、勤務中に、技術とともに、患者さんが安心して施術をうけて、毎日を生活できるようなコミュニケーションの技術も磨いておくことが必要になります。

柔道整復師の資格を持っていたら開業することができる

柔道整復師として働くためには、国家試験に合格して資格を取得する必要があります。柔道整復師の国家試験は、誰でも試験を受けられるわけではなく、高校を卒業してから文部科学大臣が認定した大学、もしくは専門学校で必要な講義科目を履修して修得したものに限られています。柔道整復学科がある4年制大学か3年の短大、もしくは柔道整復師の知識が学べる専門学校火曜必要があります。一般の大学を卒業したり社会人になってから柔道整復師の資格を取得したいという場合も、やはり柔道整復について学べる専門学校や大学に通って勉強をする必要があります。そのため、国家試験を受ける時点で、柔道整復師としてすぐにでも働けるほどの知識を持っていることになります。知識を得てから国家試験を受けられるという厳しい制度になっている理由は、柔道整復師は医療資格の1つであり、患者さんに直接触れ合って治療を行うことができるからです。そのため国家資格としての特典も多く、治療を受ける患者さんは国民健康保険が適用されますし、柔道整復師の資格を持っていることで開業権を有することができます。開業しない場合でも、医療機関でリハビリを担当する仕事を行ったり、介護や老後施設、トレーニングジムでも活躍を求められているので、就職先が沢山あるといえます。