埼玉県で発生する交通事故の傾向や問題点

埼玉県で発生する交通事故は、地域によって数や発生率に大きな違いがあるため、重点的な対策が実施されてきました。交通事故発生率は、児玉地域から大里地域に至るまでの県北で高い傾向が見られます。北部の発生率が上昇傾向なのは、人口密度が低い地域に国道17号などの幹線道路が集中し、自動車の交通量が非常に多いことが影響しているようです。

埼玉県の交通事故では、自転車の事例が多いことも特徴です。西部の秩父地域を除けば、大半は平坦な地形になっている影響で、埼玉県における自転車保有台数は日本一を記録しています。平成28年のデータでは、埼玉県の自転車事故の死者数は全国でワースト2位を記録しています。高齢者の死者数が特に多いことから、県内の自治体や県警では早めのライト点灯や安全確認の徹底を呼びかけています。

都道府県別の死者数については、埼玉県は常に上位になる状況が続いています。平成28年の死者数は、1位の愛知県よりは下がって7位となっていますが、楽観できる状況ではありません。平成29年には状況が一変して、3月末の時点で全国ワースト1位の死者数を記録してしまいました。埼玉県ではこの状況を憂慮して、緊急事態を宣言して交通事故防止アドバイスを県民に向けて発信しています。